-5pipsで損切りできる理由 ストップ設定編

みなさんおはようございます。

いつも応援ありがとうございます。

さて今回は質問が有りましたのでストップ設定について考えて行きたいと思います。

 

Q. 

ストップの設定がどうしてもうまくいきません。
ストップを取られて反転が多すぎます・・・。
広く設定すると、負けが大きくなるし、かなりの悪循環になってしまっています。
ゆみちゃんはどのようにストップ入れますか??
実況では5~15pぐらいで入れてるのはわかるのですが、コツはありますか??
少ない方がいいとわかっていても、すぐ取られそうで5PIPなんかじゃストップ設定できません。

具体的に言うと、

8日の15時40分ぐらいのユロ円の上昇です。
5分チャンネル上限付近  116.70Sでエントリー
ストップ  116.80 でぴったり取られました。その後下落です。
線の手前の1時間100MAで跳ね返されたと思いエントリーしちゃった部分もあるのですが・・・

A. 

まず、わたしの基本的なストップ設定ですが、

直近高値(安値)プラスαです。

それと考え方は同じですが、直近のレジサポプラスαです。

いずれも5~20pの範囲で根拠に基づいて設定します。

20pを超えるストップでないとエントリー出来ない場合では様子見します。


何度も言ってますが、エントリーもストップも必ず根拠が必要です。

特にストップに関しては数字で10pと決めるのではなく、必ず根拠に基づいて行わないといけません。


ではまずこの方の今回のエントリーの根拠を見てみましょう。

ラインに基づいてエントリーすれば116.75付近です。 ただし今回の方は少しエントリーが早かったみたいですので116.70Sになってしまったとの事です。

画像はユロ円5分です

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ではエントリーでどこにストップを置くのが理想かということですが・・・・

直近高値であれば10時半頃に116.77の高値を付けてます。

ただしこれはVTのチャート上の数字ですので実際の口座の買レートはスプレッドによりますが116.79付近になります。

つまり116.79プラスαと言う事になります。

116.82付近が妥当ですね。


ただし今回の場合は違います。

今回の場合は高値切り下げでも有りますが実際は115.5~115.8付近のレンジです。

下図の赤ラインのレンジになります。

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つまり今回の116.70Sでのエントリーであれば、116.8付近まで上昇する事を考えて、このレンジ上限プラスαにストップ設定をする必要が有ります。

今回の場合ですと116.85付近にストップを入れるのが理想ですね。

つまりエントリーが早すぎたり躊躇した場合、ストップ幅も必然的に広がってしまいます。

 

あくまで5pのストップでいけるのはジャストでエントリー出来て直近高値等の状況が合う時のみです。

全てのエントリーで5pのストップで行くのは現実的に不可能ですし逆にリスクが有ります。

では今回の場合その後どうなったのかと言えば、

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レンジ上限のレジ116.8付近まで上昇しました。

ストップ設定は先ほど言ったようにレンジ上限プラスαですので青ラインの118.85付近です。

つまり、①の高値切下げでのエントリー116.75Sであれば10pのストップ、②のレンジ上限ジャストでエントリー出来れば、116.80Sで5pのストップでいけます。

今回の方の場合116.70Sですので15pのストップになってしまいますが、エントリーが早すぎたので仕方ないですよね。

 

つまり、ストップは数字で10pとかで判断するのではなく、根拠とエントリーによって変わりますので注意してください。

 

ただし今回はあくまで結果論の部分も有りますし、全てのエントリーにおいてこの様にストップを入れれば大丈夫かといえばそうでは有りません。

あくまで可能性の問題ですし、騙しやストップ狩り等により、ストップに掛かった後に反転することも当然あります。

しかし根拠ある損切りをしていれば、ストップに掛かったとしても諦めがつきます。

それに、ルールを作って根拠に基づいたストップ設定をしなければ勝ち続けることは不可能です。


それと使っているチャートによって数値は違います。

当然VTとMT4で違いますし、スプが多ければその分上乗せしなければなりません。

なのでまずは使ってるチャートのレートの数字と実際にエントリーする口座の数字との誤差を知らなければ、正確なストップは入れれないですよね。

ストップは少ない方が損は少ないですけど掛かりやすいですし、広く取ると損が多くなる。

当たり前のことですよね。

しかし、根拠を持ってエントリーとストップを入れることにより自然とストップ幅は少なく出来るようになってきます。


まずは根拠に基づいてエントリーする事と、重要なラインを考えてジャストでエントリー出来るように練習する事が結果5pでの損切りを可能にしますのでしっかり練習しましょうね。

 

それとストップ狩りについてですが・・・

ストップ狩りとは、ヘッジファンドなどが重要ポイント付近にあるストップロス注文を狙ってわざと仕掛けてストップを取りに行き、伸びたところで大量決済して利益を得る手法です。

きりの良い数字や重要レジサポでよく見られます。

例えば、流れが下降トレンドで今現在のレートが119.80で120円が重要なレジスタンスだとします

ショートポジションを持ってる方のストップ設定は大体120.05~120.10付近にあると思います。

つまり、あえて大量な買い注文を仕掛けて120.10までレートを上げます。

するとショートの方のストップ(買い注文)が有りますのでストップロスを巻き込んでレートはさらに伸びます。

レートが一気に伸びて120.20まで伸びた時に売り決済をして利益を確定させるのです。

大量な売り注文が入ることによりレートは下がり、120円を切ってまた下降トレンドが継続します。

つまり120円のレジスタンスを上抜けたのは騙しになったということですね。

ラインブレイクを狙って120円を抜けた後120.10付近でロングをする人が居ますが、私は上記の理由でラインブレイクは狙いません。

騙しが多いですからね。

つまり、ストップに掛かった後反転し伸びることも多々有ります。

しかしこれを防ぐ手段はストップ幅を広げるしかないですのでリスクが高いです。

なのでわたしが取る方法としては、ストップに掛かった後騙しと思った場合はさらに良いポジションをとります。

先ほどの例で言いますと、120.05でストップに掛かった後、わたしは120.20付近で再度ショートを入れます。

実況見てる方はご存知ですよね?

ただしこれも逆に騙される事も有るので注意が必要ですけどね。

しかしいくら騙しが有ったとしても、ストップ設定を少なくすることによりリスクは最小限ですし、損小利大が狙えます。

わたしが飛び乗りしないのと、ラインブレイクを狙わない理由が分かりましたか???

ラインブレイクで伸びることも当然ありますが、それはそれです。

ラインブレイクを狙うときは押し目・戻りを狙います。

 

わたしは負けにくいリスク最小限のトレードを心がけていますのでこういったやり方になったのです。